2013年3月18日月曜日

ツバメ

今日も強い南風が吹いてますが、喜多見駅(小田急線)近くで早くも「ツバメ」を目撃しました。
高架下の小田急マルシェの軒先に去年の巣が残されていますが、その古巣周辺を一羽の燕が風の中を高速で飛び回り、場所を確認したのか何事もなく飛び去って行きました。

巣立ったツバメが南国から戻って来たのか、親ツバメがまた巣作りしようと同じ場所を確認しに来たのか、どちらにしても南風が吹いているとは言え、もう南国から渡って来たのには驚きです。
たった一羽の逸れ者かも知れませんが、ずっと近所に居る訳は有りませんから真っ先にやって来たツバメに違いありません。

「ツバメ」好きなんです、北国生まれでツバメと接する機会が少なく、東京に出て来てツバメを見た時のことが今でも新鮮です。
家屋の軒先に上手に巣作りして子供を育てている姿を見る度に微笑ましく感じます。

昔読んだ童話「幸福な王子」(オスカー・ワイルド作)で、王子の頼みを受け入れて働き続け、南の国エジプトに渡るタイミングを失い、命を落とす「ツバメ」がとても印象的で、長く自分の心に残っていたのが、ツバメ好きの原点なのですが。

総じて渡り鳥達に思いを入れることが多いです、感心だなあ、一生懸命だなあ、偉いなあ、律儀な動物達にはいつも感動されます。

そのくせ眺めている自分は如何かと思うと、ただ恥じ入るばかりです。





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