2015年3月22日日曜日

お墓参り

早番の仕事を終えて帰宅後、昼食も摂らずに湘南の菩提寺にお墓参りに出た。
天気が良いので散歩気分の出発だった、生憎娘達は夫々に都合が悪く(打合せ不足もある)独りでのお参り行だったが、却って気楽な気分。

電車で1時間半ほどで最寄りの駅に着き、タクシーで820円のお寺の墓地。
駅前の毎度寄る花屋で買った花束を左右の筒に挿し、墓石の周りの雑草を取り除き、お線香の束に点火、それを供えて合掌し自己流「般若心経」を唱える。
「皆さんありがとう、これからも宜しく!」
其れで無事終了だ。

帰りに住職に挨拶して若干のゴミを境内に置き去る事の許しを請う、電車なので待ち帰り様が無い為で、車の時は僅かでも必ず持ち帰るのだが。
ご無沙汰している所為か、ゴミの件は二つ返事で如何って事無いが、普段の無沙汰を詫びた言葉には反応が薄かった、丁度出掛けるところだったらしい。
粗同時に車で出掛けて行ったから、他の用が有ったのだろう。

東京に住んでいるので年に数回しか訪れないし会わない自分等である、檀家としての付き合いが少ない、自分の代になって自宅に来て仏壇に経を上げてもらう事も無くなった、護持会費や初穂料を毎年振り込むだけの檀家である分、住職の気分次第で大した関心を持たれないのかも知れないがこれは仕様が無い事だと思う。

自分の代はまだしも、次の代になったら如何なるだろう?もっと疎遠になるだろうと思うが、これは案じても詮無い事だ。
大切な我が家のお墓なのだが未来は分からない、せめて自分が元気な内だけでも大事にしていたいと思うだけだ。

「入るお墓が有って入る処が決まっている」それだけで幸せだとしよう。
帰って来て自宅に入る前に気付いた三日月と星がとても綺麗だった。

お墓参りの後はいつも、何んとか務めを果たした様でホッとするが、それは好いものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿