2018年3月12日月曜日

待機?

晴れると春めいて暖かく過し易くなった。
隣の遅咲きの紅白の梅も満開で、山茶花の花と共にヒヨドリがよくやって来る。

春となれば花粉症が心配だが、今の所はそれほど酷くならずに維持している。
通勤も朝が明るくなり防寒も軽くて済む様になった。

先週同僚と交代してもらい一週間程のオフを取った。

実は札幌の甥から連絡があり、義兄が危篤状態と言う。
意識不明で、主治医から一日二日でもおかしくなく、持っても一週間位と宣告されたらしい。
万一の時は復連絡をくれると約束したが、昨年から入院して様態が思わしくないと聞いていたが、いざとなると遣り切れなさがある。

今春甥の長女が大学入学で上京して来るので、その世話を頼まれては喜んで協力して来たのだが、其のお祖父ちゃんが危篤に成ったとは何の因果か・・。

いざと成れば一人っ子の甥を放って置けない、頼りにされている叔父として、葬儀に参列しなければと心の準備をしていた。
礼服が肥満で着れなくなっていたが、娘達と相談して大きいサイズ専門店に次女と行って、丁度好いバーゲンで新たに購入した。

そして出来るだけ同僚に迷惑を掛けまいと、事前にシフトの調整を行って何時連絡が有ろうと直ぐ出掛けられる様なスケジュールにした。
予約無しでも安く飛行機を使う方法を検索したりして、24時間以内に札幌へ行ける準備を完璧にしていた。

だが、幸いにも義兄は頑張っている様で、既に医師の通告から10日以上に成った。
さて何時までも休めない、自分は昨日から仕事に復帰して、万一の時はとんぼ返りの札幌行を覚悟する事にした。
一日二日は同僚に頼まなくてはならないが、皆事情を知っているので、お互い様と言う事で承知してもらっている。

電話を受けてから、まるで何かを待つようにと言うか、遠出もせず期せずして長期の休みになって、出掛ける準備ばかりに気を配り、携帯を横にTVとPCの生活を専らにしていた。
近所の整形外科のリハビリや歯医者も抜かりなく通い、体調も整えて措かなくてはと毎日の睡眠にも気を使った。

それでもう10日以上が過ぎ、複雑な心境に成っている。
待つのは可笑しいだろう、一日でも長くと思うのが普通だろう。
だが自分は心の準備と言いつつ今か今かと携帯を気にしている。

妙なものだ、先々のスケジュールを毎日考えながら日を過ごしている。
途中札幌に電話して、それとなく義兄の容体を訊ねたりしたが、向こうも何とも言えない様だ。

仕方なく待機?を続けるが、「待機」は無いだろうと自分に言い聞かせるが、丁度良い言葉が思いつかない。
不思議な心境でいる此の処です。

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