2012年2月29日水曜日

東京に雪

今日未明から雪になり、昼頃にはすっかり雪景色となった東京。多摩のほうで10㎝世田谷辺りでも積雪5㎝を超えているだけに、これは東京じゃあ大雪です。今日は閏日の29日平年なら3月1日で、春になる直前3月頃に大雪が降るのが東京の天気だ。明日からは十数度の気温で暖かくなるそうだから、春が目の前までやって来ている証拠と云えるかも。
公園の梅林も銀世界、咲きだしていた梅もびっくりだろうが、明日からの気温の急激な上昇が刺激になって一気に満開となるかもしれない。
公園梅林側の階段
梅林は全くの銀世界
白梅に雪、風情がある
それにしても気象庁の積雪発表にはいつも違和感がある、これで東京は積雪1~2㎝だと云うんだから、大手町の気象庁の積雪計を基にしているそうだがそんなわけないと思う。近隣の皇居の公園でやはり5㎝位は積もっているのだから。
5㎝が1~2㎝では皆の対応・対策にも相違があるだけに、もっと実際的な数値を知らせるべきだと思うが、役人感覚の気象庁じゃあ観測や発表方法を容易に変更しないだろうね。東北地震大津波が来てから、徐に津波の高さの予想警報を変更するんだから。
積雪計だって定規で雪に刺して確認した方が実感通りの気がする、なんでこんなに実際と違うのか理科系に疎い小生ではこれ以上何とも言えない。まあくどくど言ってもしょうがないか。

梅に雪 春到来の 知らせかな

春雪に 長靴履いて 散歩する

2012年2月28日火曜日

梅にヒヨドリ

相変わらず寒いが、天気は今日まで良く、公園の梅も大分咲いてきたが、それでも例年よりペースは遅い。600本余りの内100本位だろうか、マダマダ満開とはいかないようだ。
快晴に白梅
可愛らしい八重紅梅
色々な鳥もやって来るが、ヒヨドリ(鵯)の梅の蜜を吸うところをキャッチ、ご紹介します。
梅花に嘴を突っ込んでいる
結構大きい、25㎝位ある

2012年2月24日金曜日

無題

昨日今日と雨が一時降り、気温も上がり何となく春めいて来た様な。
「さて仕事しなくちゃ」と、やっと重い腰が上がりそうな気配がしてきた。

まるで他人事のように思いつつ現実はすっかりテンパっている。「もう駄目だ!」なんて云うのは今更の事だが、本当に稼ぐことに嫌気がさしており、この一年余り、もうそろそろ仕事しなくてはと気にしていながらも、兎角自分自身にのめり込んで社会に出ることを避けてきた。

ビジネスだ仕事だ儲けだ稼ぎだなんて事に出来れば関わりたくない。もううんざりだ等と子供じみた我儘を通すことは、もとより出来やしない。破天荒な生活にどっぷりと浸って平然と嘯くなんぞ、小心で辛いことに弱い自分には所詮無理な話だ。

己を追い込んでいけば、自ずと立ち上がらずをを得なくなる筈と、それを待っていた様なものなのだが、実際は内からこみ上がる意欲はいつもでたっても現れず、しょうがないから仕事しようなんて最低のモチベーションで始めるようだ。

幾つになっても元より小さい人間は大きくならんようだ。「栴檀は双葉より芳し」だね、幼少の頃から大した才気を示したことなく、精々普通位で過ごして来ただけだもの、今更成長するなんてのは無理でした。

人生の区切りに暫く充電しつつ新たな展開を模索する気もあったのだが、大したこと無く、渋々仕事に復帰するだけになったのは残念です。

せめて、今後は「死ぬまで働くぞ」とばかりに仕事するだけ。唯一、自分は何程の者でも無きことを更に自覚し、粛々と自然を受けとめつつやって行きたいと思う。

さあ!仕事だ働くぞ!頑張らなくちゃあ! 空元気かもしれないが掛け声だけでもいいさ。

春待つに 風は冷たし 梅咲かず

咲いた梅 春待つ君に 何告げる

2012年2月17日金曜日

井の頭公園の象 花子

今日は次女がバレンタインに因んで食事に誘ってくれ、喜び勇んで吉祥寺の鰻屋へ行く。父親としては、最近はシラスも取れず鰻が高騰しているので値が張るのが心配、娘の負担が大き過ぎると思いつつも、娘が昨日から「うなぎ」が食べたいとのことなので、評判の好い「ます田」に決めて暖簾をくぐる。
「うなぎ」は久し振り、鰻は勿論、タレの味、肝吸いの味、其々に納得で二人共大満足。
気を良くして近くの井の頭公園にいる「花子」に逢いに行く。
先日64歳の誕生日を祝い、日本で最長寿の象となった「花子」、年寄りの「花子」だけに最近の寒さを心配していたのだが、係の人達がよくケアしているお蔭か元気にしていました。観覧時間は午後3時迄と、春まで制限されていますが、早めに象舎へ戻して寒風から保護しているようです。
元気にしている「花子」をお見せします。
落っこちないか心配させるぐらい沿に足をかけて愛嬌を見せる花子
いつまでも元気にしていて欲しいと、皆んなが願っている。こんな象も珍しい、「花子」という名前だけで全国的に知れ渡っているそうだから。個人的には、逢う度に違ったポーズを見せてくれ、特に相性が良いように感じている私です。
娘も勿論「花子」ファンになってます、残り時間が少なくなっていたので、飲みたいコーヒーを我慢して次女は3時迄「花子」の側を離れませんでした。
花子にバイバイした後は、コーヒーを飲みながらゆっくりと園内を観覧。(4時45分閉園)
入園者が少ないせいかリス園のリスは、同じゲージの中に入った私達にお構いなく奔放に走り回っていた。そのうち目の前でクルミを食べ始めたリスに思わずパチリ、ご覧下さい。泡食って若干ピントが甘いのはご勘弁。
大好きなクルミを食べるリス、目の前50㎝
可愛いでしょう!でも飛び回るリス達に娘は若干怯えていた、笑。

今日は娘のおかげで楽しく何よりな日になりました、感謝感激!

かぼちゃ食べ 春待つ花子 長寿象

枝股に クルミ挿すリス ゲージの中

2012年2月12日日曜日

今日も快晴

公園の階段にも咲いた梅が
アップすると結構咲いてる
大宰府の梅にも花が
植木市の盆栽に福寿草
春の雪解けを告げた懐かしい花
プレーパーク、古柱一本でも仲間と楽しい
梅が少しずつ咲いてきた、梅祭りに来た人も僅かに咲いた梅でも、見つけては嬉しそうに携帯で撮る。


























大宰府から来た菅原道真の飛梅も、紅梅の方に花が。
公園の梅が満開となるのは、おそらく再来週の梅祭りの終わり頃になるだろう。一寸早すぎた梅祭りになりそうだが、皆待ちかねて一つでも咲き始めれば祭りはOKです。
寒くて遅い分、しばらくは公園の梅の咲き加減が、長く人を楽しませるだろう。


梅祭りの植木市を巡っていたら、なんと一個の盆栽に福寿草が。さすが植木屋さん、見事に三本咲いている。北国育ちの私には大好きな花、雪解けの春を告げる花だ。鮮やかな黄色に暫し見とれた。
冬至梅とやらの盆栽で、福寿草が咲いて3,500円、福寿草だけ一本で良いので、数百円で分けて欲しい等と、無粋なことを思いつつ写真で我慢する。

それにしても好い咲き加減だと感服する。文字通り幸福な花だから見ているだけでも嬉しくなる。
小学生の頃、雪解けの沢近くの積雪の割れ目に探した福寿草、確か4月頃だったから、東京とは随分季節がずれていた。あの見つけた時の感動は、今でも忘れられないものだ。



プレーパークでは相変わらず子どもが沢山遊んでいる。日曜日で親と一緒に結構遠くからもやって来る。片隅では古い柱一本で7人もの子が楽しんでいる、用意されたり決められた遊びよりも、なんと楽しいことだろうか。
室内でPCゲームに熱中している時とは表情からして違う、心底無邪気で元気があって好い。

2012年2月5日日曜日

井の頭公園の花子

井の頭の象、花子が今年で65歳になり、日本で最長寿の象となったらしい。今日はお祝いで65個の大好きなパンをもらって食べたとツイッターで知る。今年未だ会っていない、近々会いに往かなくちゃあならない、笑。

梅祭り・プレーパーク

昨日から羽根木公園の梅祭りが始まった。35年続いている世田谷区の行事で、以前はNHK等でも紹介された。
梅林はまだ寒いせいか咲いているのは少ない






















来た人は模擬店へ集まって






















模擬店の前で焼きそばや甘酒で日向ぼっこ






















近隣の各商店街が担当する模擬店は6軒、豊富なメニューが参加者を楽しませる。区と提携している群馬県川場村からも産直の店が出て、リンゴや切干大根ジャム等安価で提供している。植木市も同時に行われて、色々な花や盆栽が陳列されて見るだけでも綺麗だ。
でも肝心の梅は、一昨日紹介したとうりで、紅白二本が少しずつ咲いているのみです。今年は寒く開花が遅れているようだ。それでも膨らんだ蕾が春の到来を思わせてくれる。兎も角みんなは祭りを楽しんでいる、春の最初の証なのだから。ちょうど昨日は立春だし、待ちかねたように集まって来るんだよね。百円で借りたゴザの地べたはまだ冷たいが、快晴で陽は優しく包んでくれる。

子供たちは元気だ、プレーパークエリアで思う存分遊びまわっている。

自然を模して勝手に遊ぶ






















勇敢に遊び、怪我は自己責任でその分自由に






















焚き木も勝手に可






















女の子だって焚き木大好き






















此処がまさか新宿から12分、世田谷のど真ん中と見える?






















私も見ていて楽しくてしょうがない。自分が子供の頃苦労したことを見せてくれるから、微笑ましく眺めている。大人は見ているだけ(放ったらかしではなく自由にさせること)、子供は必死に考えながら火を起こす。マッチの使い方、種火の起こし方、ひとこと言いたいのを我慢するのは結構辛い。どうしても口出ししたくなるのだが、そこは彼らの為には不用なのだ。
以前、見かねてマッチの擦り方と火の点きやすい場所を教えたことがあったが、その通りであっても彼らは決して嬉しそうではなかった。失敗も楽しんで自分達でやりたいのだ。遅くてもいい自分達が経験で覚えるのが楽しい、じれったいのは大人の勝手な思いに過ぎない。
炭だらけの顔でやっと出来た焼き芋をかじる子が可愛い。

公園に来る度プレーパークに顔を出す変なオジサンが私だ。

今日の句は

梅香る 嬉しい春の 祭りかな

抹茶野点 椀の向こうに 梅香る

2012年2月3日金曜日

節分

節分の今日、今年一番の寒い朝を迎えた。零下0.8度、部屋の中は今年初めて10度を切っていた。蒲団から仲々出られない、明日は立春だというのに此の寒さはなんだろう。
思い切って起き、すぐに着替えて歯を磨き顔を洗う。熱い味噌汁でやっとホッとする。ここまでくればもう寒気も平気になるのだが、思い切りが悪くていつも朝は自分との闘いの後やっと起きる始末だ。

寒くても天気の好い公園では、明日からの梅祭りの準備が行われている。子供達はプレーパークで(自然の儘に自由な遊びのエリア=此の公園が発祥)寒さなど気にせず元気が良い。中には半袖半ズボンの子もいる、親の育て方なのだろうが大丈夫かと勝手に心配したり。

今日は写真を何枚か撮ったので紹介します。
梅がやっと咲き出したのですが、まだ紅梅一本白梅一本だけです。明日来る人は早すぎてガッカリするかも、まあ木々の梅花蕾が膨らんでいるので納得でしょうか。皆さんには私が毎日見ていて発見した八重寒紅の紅梅と原木野梅の白梅の花を、開幕前にご紹介します。別に離れた処に咲いている蠟梅はもう萎れてきてます、今は此の二本の木だけが800本余りの梅林で花が咲いた木です。
八重寒紅の梅木
ほらもう沢山の紅梅が
たくさんの春が
原木の野梅の白梅



白梅花はまだ少ない




ついでに梅祭りの宣伝を
























2012年2月1日水曜日

大雪

日本海側から北海道にかけて今年は大雪らしい。
東京は一度数センチの雪になったことがあるが天気は良く、寒さだけがいつもより若干厳しい冬だ。乾燥注意報が出ているくらい水気は無い毎日です。
雪国では、昨日から風も強い様で、猛吹雪と表層雪崩で大変とのこと。雪下ろしも命がけだが既に犠牲者も出ている。過疎の地域ではお年寄りばかりで、雪かきや屋根の雪下ろしも儘ならず孤立する人もいるそうな。

子供の頃北海道に住んでいたが、毎日の雪かきを懐かしんでいる様な場合ではない。当時でも結構降ることがあったが、どうも最近の情報では昔より雪が多くなっている気がする。夏の暑さといい、冬の寒さや大雪の状況は、地球規模での気候の変化を示している。
地球温暖化?の所為なのかなあ、、、ここら辺は私には解らない。中には氷河期がいつ来ても不思議でないなんて言う学者もいるし、、、理由はともかく気候がかなり変って来ているのは確かではないだろうか。
そしていずれ人間は自然に淘汰されて行く(進化論的に適者生存)、長いレンジで見ればそれなりの環境に強い人間が生き残って行くのだろうか。自然に逆らうのはとても無理なことだし、暑さにも寒さにも弱い私のような人間は真っ先に淘汰される訳だ、笑。余震に揺れ寒さが厳しくなった東京以外に、もっと安心で過ごし易い都会はないかと思案したりするくらいだもの。臆病で堪え性が無い性格は一生ものだ、とても他人には聞かせられない話だけど。

話を元に戻すが、この豪雪(大雪よりも適切か)のニュースは集落の高齢化・過疎化そして地方の産業経済の長期低迷にも触れる。それこそ目も当てられない程の状況を更に伝えている。歳を取って、生まれ育ち生活して来た土地から、最早離れられない人々だけが残る集落や町がほとんどの地方。道路の除雪さえも追加の交付税頼みで儘ならない。今日の予算委員会で首相が予備の予算2800億残で対応しますと答えていたが、情けない状況に変わりはない。
風が強くとも南西の風、快晴で気温も11度まで上がった公園で、元気に遊ぶ子供達をいつものように眺めながら、日本の行方を思い大雪の地方を思うと、もう咲いた貴重な一枝の紅梅(800本の内の1本、先日の蠟梅1本は早咲種)を見つけても何だか寂しく感じる、溜息が癖になっている此の頃です。

雪降れば 眩しくきれい 野も山も (小さい頃はこんな感じだった)

豪雪が 春待つ人を 暗くする   (つらい句だね)

追伸:家へ帰ると、日本の行方よりも自分の行方を心配するのが現実でありました。笑