勤務後150円のツケ支払いで店に寄りましたが、ランチタイムなのに誰も客がいない中、店の親爺は愛嬌たっぷりに迎えてくれ、その姿につい「先に150円清算ね、じゃあ握りランチ!」と言ってまたカウンターに座ってしまった。
表の看板に日曜もランチをやっている様なので安心しての事だ。
如何にも嬉しい様で、張り切って寿司を握り始めた彼は、「はい!気持ち大きめに握ってます!」と確かに大振りで、しかも昨日よりネタが好くなった盛り合わせを出してくれた。
満更でもない自分は今日こそ落ち着き払って、親爺と対峙しながら大きな寿司を頬張る、自分の体格を見て気を使ってくれたのだろうが、メニューには1.5倍盛り1200円のランチも有るのだが。
途中気がついて写した画像がこれです↓
詰めをつけた蛸を入れて汁付きの8貫です |
すっかり自分も機嫌好くなって、勘定時にはまるで常連になったように「今日は千円札有るよww、また来るから!」と声を掛けてきた。
店の親爺さんが相好を崩したのは言うまでもない。
「やっぱりまた食べてしまったか」と思いつつ満足して帰って来た。
次回は共に酒の一本も注文してみようかと思うが、若しかしたら自分は彼の老獪な戦術に乗っているのかも知れない、だがそうだとしても期待されての事と乗ってみるに如くはない。
昔、下北沢駅近くの代沢に在った”小笹寿し”の親爺を思い出した、小柄で顔も似ていて頑固そうだが笑うと優しい。
”小笹寿し”は当時の自分には高くてランチ位しか行けなかったが、或る日親爺が直接握ってくれた寿司は旨かった、今でも一番旨い寿司屋だったと思う、伊丹十三監督も贔屓にしていたと聞いて嬉しかった思い出も有る。
幾つになっても出会いとか縁と謂うものは嬉しいものだ、それが生きていて良かったことにもなる、これからどう発展するのやら期待している。
何せ寿司大好きだから!WWW
寿司喰えば 今日もよしと 初夏の昼
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