2014年5月27日火曜日

軍と政治

ちょっとばかり硬い話になるが、タイの政治情勢を見て思うに、軍が政府や政治の実権を持つのは許し難いことだ。
極端に言えば「軍は何様のつもりか!」と言いたい。唯一武装している軍がクーデターを起こすのは簡単だ、政府も議会も裁判所も国民も丸腰だからだ。

軍はあくまでも国家国民の鎧や槍でしかない、国家国民の使役のものなのです。
幾ら政治が混乱し民意が纏まらなくなったとしても、政府の結論や政治の結果が出てくるのを静観していればよいのです。
それが民主主義、民主政治、文民統制なのですから。

何の権限が有って国を支配しようとするのか、一時的等と云う口実はあり得ない、軍隊や兵器が専門の連中に司法や立法や行政を支配する権限も資格も無い。
タイは旅行した事も有り好感を持っているが、今回の様子を見るとまだまだ遅れている国だと思ってしまう。

自分は自衛隊諸君を応援するに吝かでないが、もしも彼らがその武力を持って国家国民を支配しようとする事あらば、命を懸けても抵抗する。
幸い日本では今後も考えられない事だと思うが、武を持つ者は謙虚に静かでなければならない。
それこそが国民の為の軍隊なのだ、国民を守る事のみに活動し、間違っても国民を管理、支配しようなどと言う事があってはならない。

軍に所属していた者が政治に加わりたい時は民主選挙を通して選ばれれば良い事、武力を使うのは禁じ手だ。
無論軍人も一国民です、夫々自由意思で選挙する権利や資格を否定するものでは有りません。

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