2017年9月9日土曜日

九月九日

数日来九月九日が危ないと言われて緊迫している。
何かといえば北朝鮮の建国記念日で、昨年は此の日に核実験を行ったので今年も何かするだろうと言う事だ。

相変わらず彼の国の動向に世界が振り回されている。
場合によっては一触即発の懸念がある、当然日本も巻き込まれざるを得ないし、参戦しなければならないかもしれない事態も有り得る。

これほど物騒な事が戦後日本に在ったか?
経済危機に見舞われることは有っても、自らが戦争に巻き込まれる様な事態は無かった。
イラクに派遣したと言っても他所事で、体裁だけの事であった。

今は違う、極東の平和と安全が壊れようとしていて、日本も当事者であり、彼の国は公然と日本を敵視して攻撃対象にしているのだ。

第二次大戦後も各所で戦争は有ったのだが、日本は幸いにも関わりが殆ど無く、アメリカや国連経由での平和維持活動への協力を行う程度で済んで来た。

何時の間にか国民は戦争などあり得ない、攻める事も攻められる事も無く、武力を否定して平和を只管願えば叶う。
全ては話し合いで解決すれば良い、外交は対話で済む、武力紛争になる筈がない。
何国も攻めて来る訳が無いと思っていた。

そんな処に、隣で核実験が行われ国土の上をミサイルが飛ぶ事態になって、他人事と済まされない戦争の危機を皆感じ始めた。
左巻きの人々でさへも反戦反核だけ唱えていられなくなっている。

様々な議論推論が活発だが、彼の国を止める決め手が無いのが現状だ。
いざとなってアメリカが彼の国を潰すのは容易かも知れないが、そんな事に成れば我が国も只では済まない。
尋常でない火の粉が降りかかって来るし、下手をするとミサイルを撃ち込まれるかもしれない。

庭でツクツクボウシが鳴いている、本来は静かな秋が深まって行く筈なのだが、世情は騒然として心も落ち着かない日々になっている。

何とか無事に日々通り過ぎて行けば良いのだが、当分そうは行かない様だ、彼の国の彼が一体如何しようとしているのか?其れが判らないだけに不気味だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿