2013年12月27日金曜日

日本のマスメディア

安倍首相が昨日靖国神社を参拝した、ずっと思っていた事を就任一年で年が明ける前に実現したかったのだろう。
幕末維新以来靖国神社に祀られている国の英霊に対し、時の首相が手を合わせるのは当然の事でとやかく言う必要のない事だ、またいつ行っても構わない事だと思う。

主義主張や宗教を超えて、年に一度くらいは先祖に感謝するつもりで手を合わせ頭を下げるのは良いことだ。
日本だから神社の格好になっているが別に気にすることはない、亡くなって神や仏になったと思うのは日本人の伝統的な感性で、寺院や教会より神社の形の方が中道的であり一般的だから。

元々神棚も仏壇も家に有った日本人の宗教性は大らかなものなのだ、言葉としては神や仏でも御先祖様や自然の神様を大切にしてきた経緯がある。
ましてや偉大な人や犠牲になった人を祀って尊敬し感謝するのは皆の自然な感性からだ。

「靖国神社」は如何かと言われゝば、その内の代表的なものゝ一つで、繰り返しになるが其処へ国を代表する者がお参りするのは当然な事なのだ。

これは日本の国内的な伝統行事で、元より他の国から「行く行かない」を指図若しくは反対される筋合いのものではない。
今の時期は外交的に拙いからとか、何処かの国が怒るからとか、よく判断してから等と言う人がいるがそれは違う。

我が家の仏壇に手を合わせるに誰に遠慮がいるものか。
ただひたすら感謝し真の心を持って拝む、平安を祈るで良いではないか。

前置きが長すぎたが、今回の首相参拝に対する日本のマスメディアの扱い方は異常極まる。
何かというと「靖国参拝をどうするこうする」と、日頃からネタに使うメディアは今回も嬉々として速報した。
まるで犯人を追いかける様にヘリコプター中継までしでかす、一体官邸から靖国神社まで首相の車を追って何になるのか。

事前に官邸から参拝時刻を通知しているのだから、数分神社で待っていれば首相が現れるのは間違いないにも拘わらず、中継報道は沸騰する。

粛々と本殿、鎮魂社を参拝した総理は当然のごとく落ち着いてインタビューに応じていたが、各記者たちの質問は相変わらず中国、韓国を気にするものばかり。
外国の記者かと思うほどの追求、非難は限が無い。

以来今朝の新聞やら今日迄の各番組はコメンテイターを交えて喧々諤々、「何でこの時期に?」いつでも良いのだから今でもいい、「周囲の情勢を考えろ」7年間控えて来ても何も変わらず相手の事情で悪くなるばかりでこれ以上変化なし、「アメリカも懸念する」オバマが対人恐怖症の外交ベタ政治家なことはバレバレで当てに出来ない。

日本のマスメディアは中国、韓国の代弁者の様であり、騒ぐことで向こうからのより厳しい反応を期待しては日本政府を責めるばかり、番組のビデオ編集でも路上の一般人がそれ程反対していないのにさも大衆は怒っている様な演出だ。
カメラを引いて撮れと言いたい、アップすることで多数の人が集まっているように演出するのは如何なものか。
中国や韓国での報道を、繰り返して日本国内の報道に使う。

我々はマスメディアが正義云々だなんてもうとっくに信じていない、それでもあまりの事に不愉快で仕方が無いのは自分だけだろうか。

日本国民の多くは必ずもっと冷静に判断するだろうと思う。

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