2013年12月2日月曜日

近頃の酒

最近めっきり酒量が減った、種類にもよるがコップ一杯の晩酌で十分である。
日によっては晩酌せずに食事だけの時もあり、酒への執着は随分うすくなった。

相変わらず酒は好きだし飲むのを止めるつもりは毛頭無い、好い肴があれば早速飲みたくなる。
だが元々、只酒があればいいと言うほどの酒飲みでなく、好きな摘まみや肴で杯を重ねる飲み方で肴無しでは飲めない。

アル中にはならないタイプだと酒量の多い時でも自覚していた、動機も無く酒が飲みたいとは思わないし、酒が無いと寂しいとは思うが無くても平気に過ごせるからだ。
耐性があって酒豪を自認していただけで、歳を重ねて体力が落ちてくると二日酔いがえらい辛くなり深酒を嫌悪するようになった。

果たして仕事帰りのはしご酒が止み、家での晩酌で満足する様になり、経済的にも大助かりになったし楽な酒になった。
その晩酌さえ僅かになって来たのは衰えと謂うものか。

相手がいたり気に入った肴があれば今でも飲みすぎる事があるが、過ぎた時は大抵翌日は後悔と自己嫌悪に悩むことになる。
二日酔いの鬱は段々酷くなってきており、余程の事がなければ深酒もしなくなった。

人格が成長したのではなく、身体が持たなくなっただけなのです。
季節を感じ世を人を想いつつ飲むのも亦好い、そう簡単にやめられるものではないが、酒に弱くなったのだ。

何故このようなことを改めて思うのか、”酒と山頭火”について想う事あってのことです。
彼の酒を見ていると遣り切れなくなる、、

いずれそのことを書こうと思う。

飲むなとは 言わずもがなと 冬の夜

酒のこと 言わぬが花か 年忘れ

0 件のコメント:

コメントを投稿