2013年1月31日木曜日

大鵬

昭和の大横綱「大鵬」の告別式のニュースを見ながら、彼の懐かしい大活躍の時代を想う。

あれだけのヒーローですが、実際は人生の前半は相撲に、後半生は脳梗塞からのリハビリにとまさに稽古稽古の毎日を送る努力の人でした。

北海道弟子屈(テシカガ)町出身の大鵬は柏鵬対決で我々を熱狂させ、夕方のテレビは大変な視聴率でした。
北海道出身の英雄です、出生は樺太ー今のサハリンですが、終戦で北海道に引き揚げて来て二所ノ関部屋に入るまではずっと北海道です。

その彼が全国区のヒーローになったのですから、北海道民にとっては尚更に嬉しく、「巨人大鵬卵焼き」と言われるまでも無く地元では熱狂的でした。
私自身は捻くれて若干柏戸にも肩入れしていましたが、彼の強さには舌を巻いていました。

業績は細かく上げる要もない大鵬ですのでこの辺で賛辞は割愛しますが、今日になってやっと「国民栄誉賞」の声がかかりました。
恐らく明日にでも正式決定するでしょうが、もう少し早くせめて彼が亡くなる前にあげたかったと思うのだが最早遅し。

引退後自らが不自由にも拘らず社会貢献にも熱心に取り組んできた「大鵬幸喜」は、文化功労章を受けているが、千代の富士がもらっている「国民栄誉賞」は未だだったのです。
ともあれ彼の仏前でも良いから「国民栄誉賞」を早く供えて欲しい。

昭和の良き時代、高度成長と所得上昇の時代を象徴する「大鵬」の大活躍でした。

合掌

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