2014年8月27日水曜日

大吟醸試飲

昨日書く予定が、酔ってしまって今日にずれてしまった、Twitterで予告した”獺祭”試飲の事である。
折角だからと若干残っていた”月桂冠の大吟醸”(精米歩合50%)と”獺祭純米大吟醸”(磨き2割3分)を並べて飲み比べてみる事にした。

獺祭の方の価格は月桂冠の約4.8倍、さて味の方は如何かとじっくり味わう、途中から旬の秋刀魚を肴に更に飲み比べる。

明らかに味わいは違う、月桂冠もしっかりした味わいだが獺祭の味わいは全く別だ、舌に乗った時に酒に甘味がある、しかも所謂甘口の酒の甘みと違い透明な甘味だ、ワインの様だとも謂える。
大抵の大吟醸はその味わいの中に、木の樽の香りとでも謂う様な、発酵の名残とでも謂う様な、独特の味を含むが(それが吟醸酒の味とも謂えるが)、獺祭23%には其れが無く澄んでいる分ワインを思わせるのかも知れない。
「酒のキレ」なんて言うのは語感は良くても自分にはよく解らないが、飲んだ後の名残は比較的にはサラッとしてすっきりしている。

延々と試しに飲み比べている内に酔ってしまった、大吟醸冷酒生酒には弱い自分で、普段はあまり好まないのだが、月桂冠を空にし獺祭を残り僅かにしてしまった。
一度に飲んでしまうのは其の価格を想えば勿体無いと云う自分故、少々翌日に残して冷蔵庫で冷やすことにした。

自分は癖になる味かと謂えば全く成らない、試しに飲んでふむふむこんな味かと知ればそれで好い。
元より酒マニヤの様な飲み方はしない性質で、肴や相手に合わせてぐいぐい飲むタイプだからである。
飲み代は安いのが結構で、高級酒は場面で飲むだけの事だ。
(その割には、今は目にしなくなった戴き物のHennessyVSOPの年代物を、蒸発するかと謂うほど後生大事にしているww)

寧ろ摘みには拘る方かもしれない、何せ摘み無しでは飲めない者だからである。
時々自分は本当に酒が好きなのかと疑う、唯酒に強いだけで飲んでいるのではないかと、本当の酒飲みは摘み無しでも、塩だけでも飲むと言う人がいるが、自分にはそれは出来ない。(ビールは別だが)
飲まない日があっても如何って事は無いからアル中の心配は全くないのが幸いだ。

どんな良い酒も毎日飲むと飽きる、気兼ね無く其の日の気分に合わせて勝手に選ぶ酒で十分だ。日本酒、焼酎、ビール、ウイスキー、ブランデー、ワイン、リキュールと無数に飲み物がある、今日何を飲むか決めるのも仲々の事だ。

昨日から急に秋の日和になったが、さては何にしようか、好い酒飲みでいたいものだ。
昨日の定期通院では全く問題が無かった、此の儘健康を維持し続けようと想えば深酒だけは避けなければなるまい。

秋雨の 玉のしずくに 今日も暮れ



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