2017年1月28日土曜日

季節

今日は旧暦の元旦だが、彼の国々では未だ風習が残っているらしいが、旧正月と言っても日本では最早行事も無く、近づく節分の方が関心になる。

節分の翌日は立春だが、旧来の俳句の季節感は旧暦に依る事が多く、歳時記等には現実とのズレを感じざるを得ないものがあるが、二十四節気自体は実際の季節感に近い。
寒の前の一月一日よりも大寒過ぎて梅がほころぶ二月の立春近くの方が迎春や初春と謂っても違和感が無い。

只これは地方によって異なるので、東京辺りでの事を言っても始まらない、北国は大雪だし沖縄は初夏の気候だ。
所詮は地域の季節感で句を作るしかないだろうし、季節の表現は其れなりの幅があって良い筈だ。

従来の歳時記上の季語云々に拘り過ぎると旧い句になる、昭和や平成の者が架空の明治や大正を想定すると、格式格好に拘るまるで伝統芸俳句家の様で今をよく表現しない者となる。

何だか偉そうな話になったが、大したことを言うつもりはない、メディアが爆買いネタ狙いで矢鱈に中国人の春節旅行を取り上げていたので、ふと思い付いたまでのこと故明日になれば復変わる程のことである。

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