2014年5月1日木曜日

折角の天丼

午後から次女と約束していたので天丼を食べに都心へ出掛けた。
天丼ごとき近所の蕎麦屋の天丼でも悪くは無いのだが、娘とのデート気分で日本橋の人気店まで行ってみることにしたのだ。

着いてみると評判のお店だけに随分長い行列が出来ていた。
並んでまでして食事するのは自分も娘も好まないが、せっかく此処まで来たのだからと、なんと一時間以上並ぶ破目になった。

それだけの甲斐があれば好かったのだが、席に着いて早速運ばれてきた天丼は天ぷらのボリュームは申し分なく感激したのだが、如何せんご飯がぱさぱさした「めっこ飯」でとても飯屋の焚き方とは思えない。
途中娘と我慢出来ず「ご飯がちょっとおかしくない?」と店員に尋ねてみたが、大抵の客は黙って食べているので、我儘な客に見られそうでえらい気兼ねしいしいの発言だ。

自分に勧められて試食した接客の店員は、少々頷きながらも「申し訳ない」と言うばかり、「今はすでに違う釜のご飯を出しているのですいません、、」、判ってくれたらそれでいいとしつこく言うのは止めにしたが、折角の天丼もご飯が不味くて食べきれなかった。

他に何の不満は無いが、食事の店でご飯が旨く炊けてなければ最悪だ。
ネットで見てみると偶にそういう事が有る様だが、幾ら評判のお店でもご飯がちゃんと炊けないのでは自分には論外だ。
失敗したら処分するか客には出さないくらいは配慮して欲しいものだ。

それにしても評判の店に来る客が大人しく食べているのには呆れた、明らかに違うと家の娘(あまり食に拘らない)でさえ気が付くものを、黙々と中には嬉々として食べている様は理解できない。
評判の店に並んでやっと食にありついた感激でいっぱいなんだろうか?

並んでまで食する事に辟易した、自分は向かないのだとつくづく思う日であった。

帰りに後方から先の店員が追いかけてきた、「本当にすいませんでした」と神妙に謝ってくれたが彼の所為ではあるまい、当方はクレーマーではない、接客マナーも悪くないのに残念なだけだったので、「ご飯は大切だからお願いします」と慰めて別れた。

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